大森南朋さんや松雪泰子さん、飯豊まりえさんなど豪華キャストでリメイクされて、7月から放送の【サインー法医学者 柚木貴志の事件ー】
原作は、パク・シニャン主演の韓国ドラマ『サイン』。
韓国で初めて法医学を扱ったストーリーで、大ヒットしたドラマです。
本来韓国ドラマは16話完結ですが、20話に延長となりました。
法医学 vs 絶対的権力の『真実』をめぐる法医学サスペンス、【サインー法医学者 柚木貴志の事件ー】の原作あらすじや結末ネタバレを紹介します。
【サイン】原作韓国ドラマの主な登場人物
()内は、日本版【サインー法医学者 柚木貴志の事件ー】での登場人物の名前と出演者です。
ユン・ジフン(柚木 貴志/大森 南朋)
国立科学捜査研究院で働く、天才解剖医。
コ・ダギョン (中園 景/飯豊 まりえ)
警察庁科学捜査班の新人検視官。
ジフンの助手的な存在となる。
チョン・ウジン (和泉 千聖/松雪 泰子)
敏腕検事。(日本版では警視庁捜査一課の管理官)
ジフンの昔の恋人。
イ・ミョンハン(伊達明義/仲村トオル)
サンムン大学の法医学学科長。ジフンとは犬猿の仲。
5年前までは、国立科学捜査研究院で働いていた。
国立科学捜査研究院の院長の座を密かに狙っている。
チョン・ビョンド (兵藤邦昭/西田敏行)
国立科学捜査研究院の院長。
パク・シニャンの師匠であり、シニャンの解剖の腕も認めている。
チェ・イハン (高橋紀理人/高杉真宙)
アイドルの亡くなった事件の捜査を担当する刑事。
2011年に放送されたパク・シニャン 主演の韓国ドラマ「サイン」、日本でリメイク。日本版「サイン」の主演は俳優の大森南朋。テレビ朝日系木曜ドラマで7月放送。
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【サイン】原作韓国ドラマのあらすじ
ある夜、ライブ会場で人気K-POPアイドルのコンサートが行われていました。
その会場で、メンバーのソ・
先輩検視官とともに、現場へやってきた新人検視官のコ・ダギョン。
有力な物証は見つからず、事件は謎に包まれていました。
一方で、検事のチョン・ウジンは、刑事のチェ・イハンとともに聞き込みをしていました。
しかし、聞き込みをした周辺人物は、誰もが何かを隠している様子。
監視カメラの映像も、肝心な部分が写っている9番のテープだけが見つかりません。
死因究明のため、ソ・ユニョンの身体は国立科学捜査研究院に運ばれ、ユン・ジフンが解剖を担当することになりました。
しかし、直前になってサンムン大学の法医学学科長のイ・ミョンハンに解剖医が変更。
それに対して反発するジフンでしたが、検事のウジンによって却下されます。
納得のいかないジフンは、密かに解剖前にストレッチャーを入れ替え、偶然その場にいたダギョンに強引に助手をさせ、解剖を始めました。
異変に気がついたミョンハンたちが止めに入りますが、そんな中でも解剖を続け、喉から青い繊維片を見つけ出し、死因は鼻口閉塞による窒息死他殺だと断言。
時を同じくして、ユニョンのスタイリストが自分の犯行だと、出頭してきました。
ジフンの出した検視結果とは異なる証言だったため、検察の指示によりミョンハンが再度解剖を行うことになります。
ミョンハンは、スタイリストの証言と一致する証拠が体内から発見されたと世間に発表。
自首してきたユニョンのスタイリストは、起訴されました。
その頃、ダギョンは定年退職した先輩検視官の元を訪れていました。
そこで、現場で見つからなかった9番のテープが燃やされているところを見てしまいます。
圧力をかけられ、証拠隠滅を測っていたのでした。
それにショックを受け、ダギョンは検視官を辞めることを決意。
またこの事件で、真実を突き止めようとするジフンという法医官を間近で見て、法医官になろうと心に決めました。
一方、事件の捜査をしていたイハン刑事は、自首したスタイリストの母親の口座に大金が振り込まれていることを突き止め、ウジンに報告。
ウジンは上司の部長検事に、この事件の背後にいる人物は誰なのかと問い詰めました。
部長検事は、この事件のうらには大きな権力が動いているとし、再捜査を希望するウジンに対し、これ以上の捜査を止めました。
国立科学捜査研究院では、ジフンとミョンハンの解剖結果が違うことを受け、懲戒委員会が開かれます。
ミョンハンの解剖結果を否定するジフンでしたが、勝手に解剖を行ったジフンの主張の信憑性を問い、また火葬されてしまっていて事実を調べようがないと主張するミョンハン。
ですが、実はソ・ユニョンの身体は、チョン・ビョンド院長によって保存されており、3度目の解剖を行うことになります。
そんな最中、解剖前のチョン院長のもとへミョンハンがやってきて、事件の真相を語りました。
また、『真実を明らかにすれば、20年前の事件の真実もまた明らかになるが良いのか』と脅迫します。
その言葉に逆らえず、チョン院長は3度目の解剖はせず、勝手に解剖を行ったジフンの行動の責任を取り、国立科学捜査研究院を去りました。
チョン院長の後に国立科学捜査研究院の院長になったのは、再解剖を担当したイ・ミョンハンでした。
職は追われなかったものの、地方へ異動させられてしまったジフン。
1年後、そこへ新任法医官として訪れたダギョン。
ジフンへ、ソ・ユニョン事件の真相を調べようと持ちかけ、2人での密かな捜査が始まります。
真犯人と隠蔽された事件の真相とは?
また、ジフンの師匠であるチョン・ビョンドが関わっているとみられる、20年前の事件とは何なのでしょうか?
【サイン】原作韓国ドラマの最終回結末ネタバレ
地方院にて、ジフンとダギョンは連続殺人事件を解明。
その功績を認められて、晴れて2人は国立科学捜査研究院へもどることになります。
研究院の捜査の一環で日本を訪れた際に、知人の紹介で次期大統領候補の娘、カン・ジニョクに出会います。
2人は、自分たちの捜査で浮かび上がっていた女性は、次期大統領候補のカン・ジニョクの娘という事を確信しますが、取り逃がしてしまいます。
そんな時、ある企業の幹部が、3人も連続で亡くなるという事件が発生。
事件の担当検事となったウジンのもとへ、捜査発令を受けてイハンがやってきました。
ソ・ユニョン事件の捜査コンビが再び。
2人は解剖に立ち会います。
解剖担当医は、ジフンとダギョン。
ウジンから3件の連続変死事件について聞いたジフンは、亡くなった3人とも、20年前に亡くなった自分の父親と同じ会社で働く者だと知り、驚きます。
ジフンは、父の死についてもう一度調べることにしました。
20年前の事故で、父の解剖を担当した元院長のビョンドに死の真相について聞くものの、問題はなかったとして詳細は話してくれません。
そんな中、この会社の女性社員を訪ねたダギョンとイハンは、20年前にも似た事件があったことを聞きますが、そのすぐあとに女性社員は急死してしまいました。
20年前の資料を見ようとするジフンの前にミョンハンが現れ、ジフンにも国立科学捜査研究院のためにも調べるのはやめておくようにと忠告します。
ジフンは、父親の解剖も、同じ頃起きた事件の父親と同じ会社の被害者もの解剖も、ビョンド元院長が行っていたことを突き止め、話を聞きに行くものの、ビョンド元院長は自ら命を絶ってしまっていました。
ジフンは、父親のように慕っていたビョンド元院長を失ったことにひどく落胆しました。
命を落とす前にミョンハンがビョンド元院長を訪ねていたことがわかり、ミョンハンを問いつめますが、『時には暴いてはならない秘密がある』と何を話したかを語ろうとしないミョンハン。
ジフンは、法医官が自ら命を経つ行為を選ぶはずがないと考え、なぜそうなってしまったのか、また20年前の事件も必ず解き明かすと心に決めました。
捜査の結果、今回の事件も20年前の事件も、中毒によるものだということが判明。
実は、すべてを知ってたミョンハンは、20年前の国立科学捜査研究院設立当初の頃のことをジフンに話します。
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その頃は予算も十分にもらえず、残業ばかりのハードワークに耐えかねて、次々と解剖医がやめていき、ビョンド元院長とミョンハンと同僚と3人で何とか仕事をこなしていました。
そんなときに同僚が過労死。
当時は、今のジフンやダギョンのように正義感に燃えていたミョンハンでしたが、このままでは未来が見えないと、アメリカに留学を決め国立科学捜査研究院を去ったのでした。
1人なってしまい、国立科学捜査研究院を諦めるか、立て直すか途方に暮れていたビョンド元院長。
そんな時、ジフンの父親の働く会社での事件が起こり、検視の捏造を依頼され、見返りとして国立科学捜査研究院への支援を約束してもらったのでした。
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検察はチョン社長のオフィスを捜索し、証拠のアンチモンを見つけチョン社長を逮捕しました。
しかしそのまま起訴されず、検察市民委員会にかけられることになります。
今回の事件は20年前の連続不審死につながる事件。
もしダギョンの検視が正しいとされれば、ビョンド元院長の名誉や国立科学捜査研究院の権威も失墜することになりますが、ミョンハンはその選択をジフンに任せます。
もちろん真実を話すつもりでいるジフンですが、そこへ亡くなる前に書かれたビョンド元院長からの手紙が届きます。
そこには、20年前に検視の捏造に至ったわけを明かし、理解を求めながらも、最後にはジフンへの愛が綴られていました。
心揺れるジフン。
検察市民委員会でジフンは、ダギョンの証言に対して死因を自然死と証言し、チョン社長は不起訴となりました。
不本意ながらも、亡きビョンド元院長の秘密と名誉を守るために、真実とは違う証言をしたジフン。
ミョンハンは国立科学捜査研究院の権威を守ってくれた、とジフンへ礼を口にします。
真実を曲げてしまったことに、ジフン自身大きく傷ついていましたが、事件の解明は諦めていませんでした。
ダギョンは、真実を偽証したジフンを軽蔑せず、協力していくことを決心。
そんな最中、ソ・ユニョン事件の真犯人に証人2人の命を奪われてしまいます。
ウジンとイハンは、ソ・ユニョン事件の真犯人は次期大統領候補の娘、ソヨンだと突き止めますが、またもや証拠が隠滅、捏造されてソヨンを捕まえることが出来ません。
ある情報から、ソヨンは犯行に使った青いクッションをまだ持っている事実をつかむジフン。
ソヨン宅にウジンたちとともに家宅捜査に入り、証拠品となるクッションを見つけます。
しかし照合の結果、ソヨンの青いクッションとソ・ユニョン事件の繊維片は一致しなかったのです。
絶望に暮れるジフンとダギョン。
実はミョンハンが裏で証拠の繊維片を入れ替えさせていた為に、照合結果が一致しませんでした。
事件の真相を明かす手掛かりが何もなくなってしまったジフンは、ある決断をしました。
ある夜、ジフンはダギョンをデートに誘います。
数々の事件を解決する中で、2人はお互い想いを寄せていました。
その夜は、いつもよりも多く会話をかわし、初めて手をつなぎます。
戸惑うダギョンですが、嬉しい気持ちでいっぱいでした。
その後、1時間後に自宅に来るようにとダギョンに伝え、ジフンはソ・ユニョン事件の証拠テープを持っているとソヨンを呼び出します。
1時間後、ダギョンがジフンを訪ねると、ジフンが倒れていました。
警察は自ら命を絶ったのでは?と言うが、ダギョンは駐車場でソヨンの車を見て、彼女が犯人だとウジンに伝えます。
ウジンはこの事件の担当を申し出ますが、圧力により却下。
担当検事は、ジフンは過労だったということで処理しようとします。
国立科学捜査研究院では、ミョンハンが解剖を担当することになっていて、捏造を指示されていました。
しかし、ミョンハンからストレッチャーを奪い、解剖に臨むダギョン。
気持ちを寄せていたジフンの身体にメスを入れます。
その姿を、ミョンハンと同僚たちは静かに見守りました。
検死の結果、ソ・ユニョン事件と同じ鼻口閉鎖による窒息死で自分で命を絶ったのではないと判断しました。
一方、イハンはジフンの自宅を捜索中に壁に隠しカメラを発見します。
そこには、事件の真相を明かす衝撃の映像が残されていました。
ジフン宅へやってきたソヨンは、目をそらした隙に飲み物に何かを入れます。
それを鏡ごしに見ていたジフン。
何かが混入しているとわかっていながらもそれを飲み、苦しみ横たわるジフン。
そこへジフンの顔へクッションを押し当ててジフンの命を奪う、という一部始終が映されていました。
ジフンは、ソヨンをソ・ユニョン事件の犯人と特定する為の証拠がなくなった今、自分自身を証拠として残したのでした。
【サイン】原作韓国ドラマの感想
法医学を扱ったストーリーということで、聞いたことのない言葉がたくさん飛び交い、ストーリーも難しいのかな?と思っていましたが、序盤からすんなりと引き込まれました。
やはり、日本のドラマとは違った面白さがありますね。
序盤で真犯人は明かされていましたが、なかなか実証にたどり着けないもどかさも感じつつも、1話完結ではない面白さがありました。
連続不審死事件での証言で、ビョンド元院長の名誉を守るためとはいえ、それまでの自分の信念とは違った偽証をしてしまったことに、ジフンはずっと自責の念にかられていたのでしょうね。
その結果、最終的には天才という検視官という立場も放り出し、真実だけを追っていました。
その姿が、ダギョンやウジンやイハン、また最後には同僚の検視官たちの心をも打ったのだと感じました。
ただ、ジフンとダギョンのデートを見たときには、ハッピーエンドが待っていると思っていたので、まさか自分の身体を証拠として差し出すとは、想像もしませんでしたね。
ハッピーエンドを期待していた個人的な意見としては、ジフンの周りには、ダギョンやウジン、イハンがいたのだから、協力を仰いで亡くなったフリ、とか息を引き取る前に現れて現行犯逮捕!という選択肢があっても良かったのではと思ってしまいました。
ただジフンという人物の性格や、自身の考える正義を考えると、この結末も納得ですね。
まとめ
【サイン】の原作韓国ドラマのあらすじ、結末ネタバレを紹介しました。
柚木 貴志さん主演の日本版【サインー法医学者 柚木貴志の事件ー】は、韓国版とは違ったオリジナルストーリーになるのでしょうか。
法医学 vs 絶対的権力がどの様に描かれるのかと結末がどうなるのかが気になりますね。