サイン-法医学者 柚木貴志の事件-第4話では、柚木が高校生の頃父親を亡くしてから、本当の父親のように慕ってきた兵藤元院長(西田敏行)が、自ら命を断ってしまいましたね。
柚木の気持ちを考えると、心が痛みますね。
兵藤元院長は、どんな理由があって死を選んだのでしょうか?
もしくは誰かに命を奪われてしまったのでしょうか?
『法医学研究院の未来のために』と、伊達が兵藤に”酷な頼み”をしましたが、その頼みとは一体何だったのでしょうか?
【サイン4話ネタバレ】伊達が兵藤(西田敏行)の命を奪ったのか?
第4話で、25年前に医療ミスで亡くなった疑いのあった女子高生を解剖したのが兵藤元院長だということを突き止め、聞きたいことがあると、兵藤元院長に話を聞きに行く約束をした柚木。
しかし、柚木や景が兵藤元院長の家を訪れる前に、伊達が訪れていました。
一緒に働いていた頃の昔話をしたり、法医学のことを今どう考えているのかなどの話をしましたね。
この後、柚木と景が兵藤宅を訪れて亡くなった現場を発見するので、伊達が兵藤の命を奪ったのでは?と考える方もいます。
#サイン
伊達さん・・・まさか兵藤先生に最後のトドメをしに来た?(´・ω・`)お陰で亡くなってしまいそうで嫌だ(´・ω・`)— クレイジーラビット (@kureizi_rabitto) August 8, 2019
また、兵藤元院長に命を断つように指示したのでは?という声もあります。
明らか伊達が先生に死んでくれって頼んだな。だからすんなり解剖もやらせたんだな…てかすっかり忘れそうだけど1話のアイドル殺しの真犯人ってどうなった?#サイン
— 🌟はらぺこ🌟 (@romancedawn518) August 8, 2019
「サイン」
たぶん、伊達院長が、
秘密を、墓場まで持っていってって、
兵藤先生に言い含めての自殺させた感じだからね
柚木先生、解剖しても…
(;-ω-)ウーン
— 西夏 (@seikanosoraaoku) August 8, 2019
そして伊達の意味深な発言でそのシーンは終わっていましたが、伊達自身が兵藤元院長の命を奪ったのではありません。
兵藤元院長の解剖のときには、伊達もとてもつらい表情をしていました。
同志として法医学を世に広めようとしてきた者として、伊達も辛かったでしょうね。
伊達泣いてるやん…
あんたのせいだろ…
#サイン— ぴんくま (@PiN_KuMa) August 8, 2019
【サイン4話ネタバレ】兵藤(西田敏行)は柚木の解剖通り窒息死
柚木は、残された家族の悲しみを知っているから、兵藤院長が自ら命を断つわけがない、事件性があるとして、解剖に名乗り出ました。
いつもならここで止めに入る伊達ですが、今回はその逆。
柚木にやってほしいとして解剖を許可します。
いつも何かしら裏から手を引いていて、柚木と対立しているだけに、違和感のあるシーンでしたね。
ただ、伊達は兵藤元院長が自ら死を選んだのだと内心分かっていました。
伊達が兵藤元院長にした依頼を、伊達の考えを超える方法で応えてくれたのです。
そのために、解剖しても何も出て来ないことをわかっていて、柚木に解剖をさせたのでした。
【サイン4話ネタバレ】伊達が兵藤(西田敏行)にした頼みとは?
ここからは私の予想になりますが、伊達が兵藤に命を断つことを強要したわけではないと思います。
伊達の考えは、なんとしても騒ぎになっている法医学研究院の過去の解剖捏造疑惑を晴らして、法医学研究院を守りたい、という一心。
法医学が『人々を守る、幸せにする』という信念は、兵藤も伊達も、一緒に働いていた頃の想いと同じなのです。
そのためには、なんとかこの騒ぎを鎮静化させなければならない。
しかし、これ以上柚木が25年前の事を調べると、慶徳小笠原病院の医療ミスの詳細が明るみになり、大事に発展してしまうだろうと、伊達は考えました。
伊達が兵藤にした酷な頼みとは?
そのために、兵藤元院長に相談がある、として”酷な頼み”をしたのでした。
その酷な頼みとは、柚木自らが調べて真実を知るよりも、兵藤元院長から25年前の真実を告げて、これ以上捜査をさせないようにするということ。
それを柚木に話すということは、、
●柚木が兵藤元院長を慕うようになったきっかけである亡くなった父親の解剖そのものが、嘘だったという事を兵藤元院長の口から柚木に話さなければならないということ。
●亡くなった人にも人権はあるとして、これまで正義を謳ってきましたが、理由はどうであれ、過去に解剖結果の捏造をしていたという真実を話さなければならないということ。
伊達の頼みを受けて兵藤院長のとった行動とは?
25年前、柚木の父親が亡くなった時、警察は自害したのだと決めつけていました。
真相は、ある人物が起こした医療ミスを内部告発しようとした柚木の父親が、自ら命を断ったように見せかけて口を封じられてしまったのです。
ある人物とは、25年前に女子高生のやすもとしょうこの手術を担当した、現院長の小笠原達三(篠井英介)でした。
その事実を知っていながらも、当時高校生で父親の死を受け止められていなかった柚木のことを気の毒に思った兵藤元院長が、発作が起きて誤って転落してしまったとしました。
また、『お父さんは生きようとしていた、柚木には自分の分まで生きてほしいと思っていると思う』と、告げたのでした。
そこから、柚木は亡き父親の最期の言葉を聞いてくれたとして、兵藤元院長を慕うようになり、解剖医を目指したのでした。
そんな美談のような出来事の裏には、組織(慶徳小笠原病院、法医学研究院の両方とも)のための事情が隠されていたとは、到底明るみにすることは出来ませんでした。
そして、この真実を自分の口から柚木に告げることなど、考えられなかった兵藤元院長。
柚木への後ろめたさ、
これまで隠してきたこと、
正義や信念を謳ってきたのにそもそも自分が捏造という過ちを行っていたこと、
柚木の父親の死を利用したのに兵藤のような法医学者になりたいと言ってくれた柚木に申し訳ないという気持ちなど、、
兵藤元院長には多くの想いがありました。
後悔や柚木への気持ちに耐えきれずに、兵藤元院長は自ら死を選んだのでした。
そして、自分の口からは話すことが出来なかった25年前の真実を、手紙に書いて柚木の元へと送ります。
手紙では、25年前に解剖結果のねつ造することになった経緯を明かしていました。
法医学者として、間違ったことをしたことも認めながらも、人々の未来のために法医学研究院を存続させたいという一心で、仕方がなかったのだと苦渋の選択をしたことに、理解を求める言葉も残されていまいた。
柚木への謝罪の言葉も記されていました。
そして最後には、本当の息子のように想っていると、柚木への気持ちが残されていました。
柚木の父親の解剖結果をねつ造したことへの後ろめたさからではなく、心から柚木を可愛がっていたのでしょうね。
そしてこの真実を知った柚木もまた、兵藤元院長と同じように、苦渋の選択を迫られることとなります。
まとめ
サイン4話で、起こった衝撃の展開。
兵藤元院長の死を受けて、柚木はどうなってしまうのでしょうか。
過去の隠蔽は闇に葬られるのでしょうか。
4話が放送され、またストーリーが面白くなってきましたね。
第5話も見逃せませんね。